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どうしてお米もDNA鑑定が必要になったの?

どうしてDNA検査が必要になったの.png

私たちの血縁鑑定や犯罪捜査など活用されているDNA分析技術ですが、近年技術進歩に伴い農業分野においても実用化が図られています。
それでは、なぜお米においてもDNA品種鑑定が求められるようになったのかを3つの背景からみてみましょう。

① 食糧法制定による流通・販売の多様化
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)が1994年に制定されました。この法律により従来の政府管理から民間流通を軸とした制度へと移行し、市場原理の導入や流通ルートの規制緩和、多様な販売方式の承認等が行われました。

② JAS法改正による情報提供・表示の義務化
農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)の改正が1999年に行われました。この法律の改正により、玄米及び精米品質表示基準が制定され、生産から流通段階における消費者への正しい情報の提供及び適切な表示が義務化されます。

③ DNA品種識別技術検討会による基本的留意事項の取りまとめ
2003年にDNA 品種識別技術検討会(事務局:農林水産省生産局種苗課)が開催されました。そこで、今後DNA 品種識別技術の開発・精度向上が一層促進され、また、育成者権をはじめ関係者による適切な利用のための本技術への理解が促進されるよう、分析・判定に当たっての基本的留意事項について学問的見地から取りまとめが行われました。

以上のような法律等の整備により、流通が多様化し、生産から流通段階における適切な表示の義務化が行われました。偽装表示には厳しい罰則が科されています。そのため、表示と中身を確認する方法が必要となり、DNA分析技術の向上も相まって品種鑑定にDNAを用いる方法が一般的となってきたのです。